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Training Course for Ansible Automation Platform

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演習 2.5 - ロールベースのアクセス制御

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Ansible Tower の優れた機能として、認証情報を Tower 内部で適切に管理する方法を学びました。Ansible Tower のもう1つの利点は、ユーザーとグループの権限管理です。

Ansible Tower ユーザー

Ansible Tower のユーザーには以下の3つのタイプがあります

早速ユーザーを作成しましょう

Ansible Tower チーム

チームは、ユーザー、プロジェクト、資格情報、および権限が関連付けられた組織の下位に当たる区分けです。チームは、ロールベースのアクセス制御スキームを実装し、組織全体に責任を委任する手段を提供します。たとえば、チームの各ユーザーではなく、チーム全体に権限が付与される場合があります。

チームを作成します

これでユーザーをチームに登録することができます。

今度は、パーミッション ボタンをクリックしてみてください。 “パーミッションが付与されていません”と表示されていると思います。

権限を付与することにより、プロジェクト、インベントリ、およびその他の Ansible Tower 内のオブジェクトの読み取り、変更、および管理が可能になります。この権限は、Ansible Tower で管理するさまざまなリソースに設定できます。このあたりの柔軟性が Tower のもう一つの大きな特徴です。

パーミッションの付与

ユーザーまたはチームが Ansible Tower 上で作業する場合、作業に対する適切なアクセス権限を持っている必要があります。新規に作成したユーザー wweb に対し、割り当てられた Web サーバーのコンテンツの変更(具体的には Create index.html ジョブテンプレートの実行権限)のみを許可してみましょう。

テンプレートを使用する権限を追加します。

パーミッションのテスト

Ansible Tower の Web UI からログアウトし、wwebユーザーとして再度ログインします。

結果を node1 に対する curl コマンドで確認します。  

$ curl http://22.33.44.55

ここで実施した内容について理解できましたか?制限されたユーザーが権限を与えられることにより Ansible Playbook を実行できるようにしました。しかもこのユーザーは必要以上の権限は与えられていません。

この様に、Ansible Tower では、認証情報を必要以上に提供したり、ユーザーに Playbook を変更したりする権限を与えることなく、柔軟に自動化を実行する権限のみを提供することができます。

この機能は、Ansible Towerの主な強みの1つです!


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