workshops

Training Course for Ansible Automation Platform

This project is maintained by ericzji

演習 2.1 - Tower の紹介

Read this in other languages: uk English, japan 日本語.

Ansible Tower の価値

Ansible Towerは、IT自動化のためのエンタープライズソリューションを提供するWebベースのUIです。

Ansible Tower ラボ環境

この実習ラボでは、事前設定された実習ラボ環境で作業します。以下のホストにアクセスできます。

Role Inventory name
Ansible Control Host & Tower ansible
Managed Host 1 node1
Managed Host 2 node2
Managed Host 2 node3

Ansible Tower はすでにインストールされ、ライセンスが付与されています。WebUI には HTTP / HTTPS 経由でアクセスできます。

ダッシュボード

Web UI を使用して Ansible Tower に admin 権限でログインすると、グラフと以下のような情報が表示されます。

ダッシュボードには、 Playbook で完了したタスクの実行に関するリアルタイムデータも表示されます。

Ansible Tower ダッシュボード

Ansible Tower の概念

Ansible Tower を使い始めるには、いくつかの概念と Ansible Tower 独特のオブジェクト名に慣れておく必要があります。

プロジェクト(Projects)

プロジェクトは Ansible Tower の Playbook の論理的な集まりです。これらの Playbook は Ansible Tower インスタンス上にあるか、または Tower がサポートするソースコードバージョン管理システム内にあります。

インベントリー(Inventories)

インベントリーは、 Ansible Engine のインベントリーファイルと同じように、ジョブを実行する対象ノードの集まりです。インベントリーはグループに分けられ、これらのグループの中に実際のホストが含まれています。インベントリーホストの登録は、1台1台手動で登録することも可能ですし、 Ansible Tower がサポートするクラウドプロバイダや、インベントリースクリプトを使用して自動で登録することも可能です。

認証情報(Credentials)

認証情報は、対象ノードに対してジョブを実行したり、インベントリーをダイナミックに同期したり、バージョン管理システムからプロジェクトコンテンツをインポートする時に使用されます。

認証情報は保存の際、 Tower によって暗号化されます。このため、登録された後はどのユーザーもコマンドラインでプレーンテキストで取得することはできません。このため、登録されたユーザーの資格情報を公開することなく、他のユーザーおよびチームに、これらの認証情報の使用権限を安全に付与することが可能です。

テンプレート(Templates)

テンプレートにはジョブテンプレートとワークフローテンプレートがあります。ジョブテンプレートは、 Playbook を実行するための定義とパラメータのセットです。ジョブテンプレートは、同じジョブを何度も実行する際に便利です。ジョブテンプレートは、Ansible プレイブックのコンテンツの再利用とチーム間のコラボレーションも促進します。ジョブを実行するには、 Tower では最初にジョブテンプレートを作成する必要があります。ワークフローテンプレートは、複数のジョブテンプレートやワークフローテンプレートをまとめて実行するための機能を提供します。

ジョブ(Jobs)

ジョブは基本的に、実行されたジョブテンプレートやワークフローテンプレートのことを指します。


Ansible Tower ワークショップ表紙に戻る